所長挨拶
「ほっと上伊那」(旧名ほっと伊南、ほっと伊北,ほっと居宅)は、平成15年3月に駒ケ根市に開所した「小城の家」を始めとし、上伊那圏域内に30のホームを設置運営してまいりました。
支援費制度、障害者自立支援法、総合支援法の整備と障がい者の地域移行、地域社会における共生の実現が進められる中で、グループホームへの需要と期待は高まり、長野県の地域生活移行の取り組みもあり全県的に多くのグループホームの運営が始まりました。そうした量が整えられる中で生活と支援の質の確保、度重なる自然災害や火災事例などの教訓からの関連法整備が進み、それらに対応する形でほっと上伊那のホームも内容の向上を図り、新陳代謝をしつつ現在24ホームを運営しております。
開所当時は「このホームに住める人」という形で利用者を募集していた印象ですが、地域移行がある程度進んだ昨今は、「地域移行をしたい利用者に合わせたホーム作り」を行ってきました。それは多様な利用者の状況に添った支援体制とホームを提供できることと合わせ、大きな特徴かと自負しております。
ほっと上伊那では「ここが好きです」と利用者に言っていただけるグループホームを目指しています。一人ひとりのニーズに寄り添う安心安全な生活支援の提供の他、移動支援、居宅介護、行動といった地域生活のお手伝いを行い、利用者の地域での生活の充実と幸せを支えます。
ほっと上伊那所長 森岡恵子